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「病は気から」は本当だった

「病は気から」は本当だった




「風邪をひきそう」と思っていたら本当に風邪をひいてしまった、という経験はありませんか。

「病は気から」とは古くから用いられてきたことわざのひとつですが、実は最近この「病は気から」について、医学的にメカニズムが解明されました。

今回はそのメカニズムと、対処法をご紹介します。



「病は気から」とは



「病は気から」とは、病気は気の持ちようによって良くも悪くもなるという意味のことわざです。

ここで用いられている「気」とは、古来中国の漢方医学の考え方から引用されたもの。おもに目に見えないエネルギーのことを指し、気持ち・やる気・雰囲気など、非常に幅広い意味を含みます。



メカニズム



北海道大学などの研究チームによると、ある事象を継続的に「気に病む」ことにより脳内のわずかな炎症が起こることがわかりました。

その微炎症を引き起こす原因となるのは、自分の組織を攻撃してしまう性質をもつ免疫細胞である病原T細胞であるといわれています。

この病原T細胞は、個体に慢性的なストレスが与えられることにより、脳の特定部位に集まる性質を持ち、そこにごくわずかな炎症を引き起こすそうです。

そして、炎症が起こることで、その個体はストレスをさらに強く感じることになり、胃や十二指腸をはじめとした消化器に炎症を引き起こすこともあるのだとか。

さらに恐ろしいことに、場合によっては心臓機能を低下させて突然死に到らせることがあるという説もあります。

また、この病原T細胞の有無は人によって異なります。将来的には、それを利用して、その人が罹患する可能性のある疾患や突然死のリスクを予測する研究も進められているそうです。


対処法その① 〜発想の転換!「プラセボ効果」を利用する〜



「病は気から」を逆の発想で医療に利用したものが、「プラセボ効果」を利用した療法です。

プラセボ効果とは、偽薬を処方してもそれが本物の薬であると思い込むことによって症状が改善される現象を指した言葉。

簡単にいうと、「必ず治る」「もう大丈夫」というような安心感が、不思議なことに免疫のスイッチを入れて病気を克服する力を与えてくれるということです。


対処法その② 〜ストレスとうまくつきあっていく〜



ストレスとうまくつきあっていくことは、健康な生活を維持するためには欠かせません。

ストレスは、どのような環境に身を置こうと、生きているかぎり誰しもが、逃れることができないものです。

しかし、うまく発散したり、ストレスとなっている事象との関わり方を変えたり、そのものに対する捉え方を変えるなど、こころに重荷を抱えたままにしないことが大切です。

たとえば、心機一転、ストレスとなっている問題を解決するために、精一杯努力してみるのもいいでしょう。

カラオケに行ったり旅行に行ったりして、嫌な気持ちを吹き飛ばすのもいいでしょう。

大切なのは、「大丈夫」と自分で思えるだけのゆとりを、こころに持つ工夫をすることです。それは、究極的には、ストレスとなっている事象を自分のなかで「わざわざ問題にしない」状態を目指していくということであるともいえます。

弱気や病気に勝つために、自分が「陽気」・「呑気」・「元気」でいられる時間を少しでも長く確保していきましょう。






自分のことだけでなく、あなたの「気」が周囲の人たちに強い影響を与えることも、忘れてはいけません。

身近にいる、大切な人の弱気を退治することができるのも、あなたの「気」次第なのです。

「病は気から」であるならば、「健康も気から」であることを忘れずにいましょう。