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フグの魅力

フグの魅力




2月9日は、「2 (ふ) ・9 (ぐ) 」の語呂合わせから「フグの日」とされています。

和食店では高級魚として人気のフグ。
自然界の中ではトップクラスの猛毒を持ち、怒ると風船のように膨らんだりと、ほかの魚にはないような変わった特徴をたくさん持っています。

今回は、そんなフグの生態の特徴を3つご紹介します。



■ 1: フグの毒について



フグはテトロドトキシンという猛毒を持ち、フグを調理するには特別な資格が必要です。

このテトロドトキシンは致死量1〜2gで、その強さは青酸カリの約1000倍にもなり、自然界の毒の中では最強クラスに分類されます。

フグがこれほどの強い毒を持つ理由は、貝・ヒトデ・海藻などの有毒な生物を餌にしているからです。

不思議なことにフグ自身にはこの毒が効かないため、有毒な生物をたくさん食べても死ぬことはなく、むしろその毒を体内に保持します。

ちなみに、まだ有毒な餌を食べていないフグの稚魚は毒を持ちません。



■ 2: なぜ体が膨らむのか



その名前が「膨れる」を語源とするという説もあるように、ストレスや危険を感じた時に風船のように体をパンパンに膨らませます。

これは、体をできるだけ大きく見せて敵を驚かせるためと、丸飲みにされるのを防ぐためであると考えられています。

フグは胃の中に特殊な弁と袋をもっており、水や空気を胃に大量に吸い込んで体を膨らませます。

また一般的な魚にはある肋骨を持たず、しかも伸縮可能で弾力のある身と皮を持つため、あんなにもプクッと膨らむことができるのです。

フグ特有のコリコリの身とコラーゲンたっぷりのプリプリの皮は、あの膨らむことができる性質によるものだったのです。


■ 3: 海に棲むのに「河豚」と書くのはなぜ?



フグは漢字で「河豚」と書きますが、なぜ海に棲むのに「河」と書き、魚なのに「豚」と書くのでしょうか。

まず「河」と書かれるのは、もともと中国では長江や黄河などといった川に棲んでいる種類のフグの方が一般的に親しまれていたからだそうです。

また「豚」と書かれるのは、膨れた姿と陸にあげられた時の鳴き声が豚に似ているためだといわれています。

また、和食店では、フグ刺しのことを「てっさ」、フグ鍋のことを「てっちり」と呼びますが、これはフグのことを「鉄砲」と呼ぶためで、その毒の強さから「当たると一発で死ぬ」という点から生まれた呼称です。








いかがでしたか。怒ったようなブサカワな顔がかわいらしいフグですが、調べれば調べるほど、その生態は不思議で魅力的です。

ほかにも、海底の砂にミステリーサークルを描くアマミホシゾラフグや、体中に大量の固い針を持つハリセンボンなど、魅力的な仲間もたくさん。

おいしくいただくのも良いですが、一度じっくり水族館で観賞してみてはいかがでしょうか。